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ニコチン依存症治療

ニコチン依存症治療

チャンピックスという飲み薬の禁煙治療薬がでました。今までのニコチンガムやパッチよりも良く効いて、成功率も上がっています。

タバコを吸っているとニコチン中毒になります。体に入ったニコチンはニコチンレセプターに結合しドーパミンという物質を出します。タバコを吸い終わって時間がたつとドーパミンが下がってイライラします、タバコを吸ってドーパミンが上るとイライラが良くなり快感を感じます。この繰り返しで中毒が形成されます。

チャンピックスはニコチンレセプターに長く結合したままでいて、少量のドーパミンを出し続けてイライラを防ぎます。最初の1週間はタバコを吸っているのですが、ニコチンが入ってきてもニコチンレセプターはチャンピックスに占拠されているため結合できなくなり、ドーパミンが出ず快感を感じなくなり、タバコをおいしいと感じなくなります。2週間目からはきっぱりとタバコを止め、チャンピックスを12週間飲み続けます。こうしてニコチン切れの症状を押さえ込みます。

しかし吸いたいイメージは湧き上がって来ます。
薬だけ飲んでいれば自然に止められるものではなく、強い決心とたゆまぬ努力、周囲の協力は必要です。
止める決心がついたら是非受診して下さい。

チャンピックスはうつ病と相性があまり良くないので、チャンピックスを使っても良いかどうかを、主治医の先生と相談してから受診して下さい。

 

ニコチン依存症治療の初診は約30分かかります。実施日時間は次のとおりです。

 
12:00  
16:00    


ニコチン依存症治療の初診は予約ですので、
必ず診療時間内に電話(082-262-5200)で予約してください。
現在、チャンピックスは出荷停止になっており、ニコチンパッチは効果が低く禁煙外来を休止しています。

 

アイコス

アイコスなどの加熱タバコはタバコの葉をペースト状にして加熱させニコチンを吸入する器具です。火をつけて燃焼させないため一酸化炭素などの有害物質は大幅に減っていますが、ニコチンはタバコと同じように入って来ますので動脈硬化などのリスクは減りません。やはり禁煙すべきでしょう。電子タバコはニコチンを含んでいないのが原則ですが、いつまでもタバコを我慢しているという感情が続き、あまり好ましいものではありません。